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百田尚樹「永遠の0」 [読書]


永遠の0 (講談社文庫)

永遠の0 (講談社文庫)

  • 作者: 百田 尚樹
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2009/07/15
  • メディア: 文庫



大筋としては神風特攻隊の話なのですが、なんと書評したら良いものか...

まず、言える事は「読む価値あり」いや「絶対に読むべし」の本であると言う事。

そして、深く、深く、考えさせられる本である事。

そして、感動が全身を包む本である事。

そして...

日本人の日本人による日本人の為の本であると言う事。

だからこそ、高校1年と中学1年の二人の娘たちにも是非とも読んでほしいと思いました。


戦争、家族、愛、死、官僚、大義、思想、マスコミなどなど

いろいろな要素が詰まっておりながら、けして堅苦しい読み物ではなく、

戦争の語りべをとおして、当時の生々しい人々が浮き上がってきます。


本筋とはずれますが、私としては特にマスコミに対するやりとりに、とても

共感出来ました。

戦前、戦中、戦後、そして現在も、残念ながら日本のマスコミの自分勝手な

正義感ぶりと、大衆迎合は変わっていないものですね。

広告至上主義の今のマスコミにあって、これ以上期待するのは酷なのかも

しれませんが、10年後に二酸化炭素を問題にしているマスコミが何社いる

のか、これからも楽しみに新聞を読み続けようと思います。


ちょっと、話がずれましたが、この本にはこれ以上のコメントは不要です。

あとは読んだ人それぞれが感じて、明日からの生き方に生かして行く本でしょう。


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コメント 1

Sanchai

>高校1年と中学1年の二人の娘たちにも是非とも読んでほしいと思いました。

まったく同感です。
by Sanchai (2010-12-11 14:39) 

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