百田尚樹「永遠の0」 [読書]
大筋としては神風特攻隊の話なのですが、なんと書評したら良いものか...
まず、言える事は「読む価値あり」いや「絶対に読むべし」の本であると言う事。
そして、深く、深く、考えさせられる本である事。
そして、感動が全身を包む本である事。
そして...
日本人の日本人による日本人の為の本であると言う事。
だからこそ、高校1年と中学1年の二人の娘たちにも是非とも読んでほしいと思いました。
戦争、家族、愛、死、官僚、大義、思想、マスコミなどなど
いろいろな要素が詰まっておりながら、けして堅苦しい読み物ではなく、
戦争の語りべをとおして、当時の生々しい人々が浮き上がってきます。
本筋とはずれますが、私としては特にマスコミに対するやりとりに、とても
共感出来ました。
戦前、戦中、戦後、そして現在も、残念ながら日本のマスコミの自分勝手な
正義感ぶりと、大衆迎合は変わっていないものですね。
広告至上主義の今のマスコミにあって、これ以上期待するのは酷なのかも
しれませんが、10年後に二酸化炭素を問題にしているマスコミが何社いる
のか、これからも楽しみに新聞を読み続けようと思います。
ちょっと、話がずれましたが、この本にはこれ以上のコメントは不要です。
あとは読んだ人それぞれが感じて、明日からの生き方に生かして行く本でしょう。
>高校1年と中学1年の二人の娘たちにも是非とも読んでほしいと思いました。
まったく同感です。
by Sanchai (2010-12-11 14:39)