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イニシエーション・ラヴ [読書]


イニシエーション・ラブ (文春文庫)

イニシエーション・ラブ (文春文庫)

  • 作者: 乾 くるみ
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2007/04/10
  • メディア: 文庫



久々に書評を書きたくなりました。

この春、映画化されて話題になった小説ですが、なるほど!

恋愛小説ではなく、ミステリー?ですかね。


正直、ミステリーのトリックとしては乙一のGOTHの一遍と同じですね。

Side-Bの冒頭からの違和感がありありでしたので、「もしや!」と思って

読み続けると、違和感がたまりにたまって、ラストは「やっぱりな~」

って感じでした。


それにしても、この繭と言う女は凄すぎますね!

唯一わからないのが、彼女は本当に妊娠していたのか?便秘だったのか?

個人的には鈴木Bと別れたいと思って、妊娠を装った便秘と見ましたが、

実際はどうなのか。。。

でも、男子から見ると稀代の悪女である繭も、女子から見ると

ちょっとやりすぎ感はあるものの、気持ちはわかるんですかね~???


女心はわかりませんが、私個人も今の妻は繭と同じで、私が鈴木Aだと

わかったのは結婚10年、2人の娘を授かった後でした。。。

と、言うことで、この小説は私個人としては、なんとも後味の悪い小説でして

こうして、書評を書かないと落ち着かない感じです。


また、私も今、妻以外にも好き女性がおりますが、その女性に勇気をもって

誘った映画がこの「イニシエーション・ラヴ」だったというのは、なんとも

皮肉な感じですね。


結局、映画を見ることもなく、今日も誘いを断られ、私の恋は未だに片思い

のままですが、なんともなんとも、妙な気分でおります。


私個人のネタバレもしてしまいましたが、いつまでも恋をしていたい。。。

そんな気持ちを強く持ちました(^^♪

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