イニシエーション・ラヴ [読書]
久々に書評を書きたくなりました。
この春、映画化されて話題になった小説ですが、なるほど!
恋愛小説ではなく、ミステリー?ですかね。
正直、ミステリーのトリックとしては乙一のGOTHの一遍と同じですね。
Side-Bの冒頭からの違和感がありありでしたので、「もしや!」と思って
読み続けると、違和感がたまりにたまって、ラストは「やっぱりな~」
って感じでした。
それにしても、この繭と言う女は凄すぎますね!
唯一わからないのが、彼女は本当に妊娠していたのか?便秘だったのか?
個人的には鈴木Bと別れたいと思って、妊娠を装った便秘と見ましたが、
実際はどうなのか。。。
でも、男子から見ると稀代の悪女である繭も、女子から見ると
ちょっとやりすぎ感はあるものの、気持ちはわかるんですかね~???
女心はわかりませんが、私個人も今の妻は繭と同じで、私が鈴木Aだと
わかったのは結婚10年、2人の娘を授かった後でした。。。
と、言うことで、この小説は私個人としては、なんとも後味の悪い小説でして
こうして、書評を書かないと落ち着かない感じです。
また、私も今、妻以外にも好き女性がおりますが、その女性に勇気をもって
誘った映画がこの「イニシエーション・ラヴ」だったというのは、なんとも
皮肉な感じですね。
結局、映画を見ることもなく、今日も誘いを断られ、私の恋は未だに片思い
のままですが、なんともなんとも、妙な気分でおります。
私個人のネタバレもしてしまいましたが、いつまでも恋をしていたい。。。
そんな気持ちを強く持ちました(^^♪
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