「下町ロケット」と「アレックス」 [読書]
初めて池井戸作品を読みましたが、期待に反せず面白い!
熱い男のドラマですね。
TVで話題になるのも頷けます!
著者は大手銀行のサラリーマン経験があってこその、業界の
裏話あり、大手企業の論理あり、中小企業の悲哀あり。。。
と、何をとっても面白い内容で、物語の構成も良く、
エンターテイメント小説としては一級品だと思います。
これからも池井戸作品を読み続けたいと思いました。
そして、本当に久しぶりの海外ものミステリー
話題になっていただけあって、奇想天外なストーリー展開
と、徐々に明かされる秘密。
最後は誰しもがアレックスに。。。
アレックスの行動の裏にあるのは恐らく。。。と、ミステリー好き
なら序盤で分かってくるでしょうが、それにしても此処までとは。。。
と唖然とさせられる秘密には、あまりにも衝撃的です。
最後のアレックスの行動は、恐ろしくもあり、悲しくもあり、
何とも言えない気持ちにさせられます。
ミステリー好きにはお勧めの一冊です!
マチュリアンリポート [読書]
「悼む人」など [読書]
本年は忘れない内にUPしたいので、まずはこの三冊!
張作霖爆破事件までは語られてなく、やや消化不良でしたが、面白かった中間の虹。
続編を期待して読みたいです!
面白くて眠れ無くなる程の内容では無く残念賞!
そして、やっぱり天才、天童荒太!
早くも今年一番の小説と言っても良いと思います!
さてさて次は何を読もうかな〜
イニシエーション・ラヴ [読書]
久々に書評を書きたくなりました。
この春、映画化されて話題になった小説ですが、なるほど!
恋愛小説ではなく、ミステリー?ですかね。
正直、ミステリーのトリックとしては乙一のGOTHの一遍と同じですね。
Side-Bの冒頭からの違和感がありありでしたので、「もしや!」と思って
読み続けると、違和感がたまりにたまって、ラストは「やっぱりな~」
って感じでした。
それにしても、この繭と言う女は凄すぎますね!
唯一わからないのが、彼女は本当に妊娠していたのか?便秘だったのか?
個人的には鈴木Bと別れたいと思って、妊娠を装った便秘と見ましたが、
実際はどうなのか。。。
でも、男子から見ると稀代の悪女である繭も、女子から見ると
ちょっとやりすぎ感はあるものの、気持ちはわかるんですかね~???
女心はわかりませんが、私個人も今の妻は繭と同じで、私が鈴木Aだと
わかったのは結婚10年、2人の娘を授かった後でした。。。
と、言うことで、この小説は私個人としては、なんとも後味の悪い小説でして
こうして、書評を書かないと落ち着かない感じです。
また、私も今、妻以外にも好き女性がおりますが、その女性に勇気をもって
誘った映画がこの「イニシエーション・ラヴ」だったというのは、なんとも
皮肉な感じですね。
結局、映画を見ることもなく、今日も誘いを断られ、私の恋は未だに片思い
のままですが、なんともなんとも、妙な気分でおります。
私個人のネタバレもしてしまいましたが、いつまでも恋をしていたい。。。
そんな気持ちを強く持ちました(^^♪
「青い約束」で号泣! [読書]
何となく、新聞の書評で気になっていたので読んでみました。
ちょうど主人公が私と同じ世代で、レナードvsハーンズ戦や
レナードvsハグラー戦が、二人の関係に大きな役目を果たしており
自分も、青春時代にタイムスリップした気分になりました。
経済小説としても、青春小説としても読める内容であり、
この二人の生きざまを読んでしまうと、自分も今からでも
遅くないので、何か目標をもって生きてみなくては!と思いました。
あまりにも多くの死と、子供の純朴さとの対比も良く描かれており
後半は涙、涙、涙。。。で読み終えました。
とっても悲しい物語ですが、何か勇気ももらえる話でもあります。
バブル入社組は絶対に感動すること間違いなしです!
「本能寺の変431年目の真実」ですね(◎_◎;) [読書]
よくできた歴史小説を読んでいるのと同じぐらい楽しめました。
個人的にも、
「なぜ信長が無防備に本能寺にいたのか?」
「なぜ光秀は謀反を起こしたのか?」
という点は謎でしたし、それなりの深い理由があったのではないかと
思っていたのですが、本書はそれらの疑問に矛盾なく答えを出して
くれてます。
もちろんこの答えが正しいかどうかは、今となっては分かりようも
ありませんが、定説になっている「信長油断説」や「光秀恨み説」
などに比べると、はるかに合理的な解釈だと思います。
信長がわざわざ光秀を手元に残して虐めていたと言うよな事は
ありえないでしょうし、いまだに戦国の世は続いているのに、
軽率に本能寺に寝泊まりしていたとも考えられなかったので、
本書に書かれている動機や、軽率とも取れる信長の動きには充分
納得ができました。
秀吉に対する考察だけはどうしても理解できない部分もありましたが
家康の動きや、その後の歴史をみると、光秀、家康、そして細川の
話はその通りのような気がします。
歴史は勝者の物であり、勝者の都合の良い歴史しか残らないのは
定番ですが、本書のように数少ない証拠と、歴史的な事実とを丁寧に
つなぎ合わせて、勝者が隠しておきたかった事実を浮かび上がらせて
くれた事は非常に意味のある事だと思います。
教科書では教えてくれない歴史ですので、歴史好きにはたまらない一冊ですね!
「地方消滅」は始まっている! [読書]
なるほど...
ショッキングな事実が書かれた新書だと思います。
しかも、間違いなく今、現実に起こっていることだと思うとゾッとします。
何度も下手なSF小説のような感じ襲われながら読み進めましたが現実ですね!
東京一極集中をなくして、魅力ある地方都市を再生して、地方の人口
特に若年女子を地方に留めて置くことが本当に必要ですね。
個人的には東京に会社がなければ、喜んで地方都市に住むので、増田さんの
解決案の一つである、東京の法人税を高めてみるのは効果的ではないでしょうか?
幸い日本は新幹線でどの都市間も時間距離が近くなってますので、この強みを
生かして、日本の大企業は税金の安くなった地方へ本社機能を移転して行ければ
それはそれで絶大な効果が出るのではないかと思います。
話は違いますが橋下市長の大阪都構想も、東京一極集中を避ける政治手段としては
一定の効果があるような気がします。
何はともあれ、我が娘たちには地方企業の青年と結婚して、地方に住んで、
多くの孫たちを生んで欲しいものです。
親の為とでもあり、日本国の為にも...
暗黒童話 [読書]
昨日から、新たなクラスでビジネススクールを始めました。
今回のクラスも年齢層が多岐にわたって、面白そうなメンバー
が多数おりましたので、これからの講義も懇親会も楽しめそうで
よかったです!
で、先週娘の成人式で帰省した際に、次女の本棚にあった本書を
借りて読みました。
乙一ですね~
としか言いようのない、練られたストーリーと、ありえないホラー感、
でもラストはちょっとスッキリ感を味わえるそんな小説ですね。
ミステリーとしても、乙一だからこそ騙されるような気もしますし
初めて乙一を読まれる方も当然騙されると思います。
本書が乙一初の長編だったそうで、短編の切れ味そのままの長編
だったと思います。
でも、乙一は独りで読むにはちょっと怖いですね...
「医者に殺されない47の心得」は心得たいとおもいました [読書]
医者に殺されない47の心得 医療と薬を遠ざけて、元気に、長生きする方法
- 作者: 近藤 誠
- 出版社/メーカー: アスコム
- 発売日: 2012/12/13
- メディア: 新書
明日は長女の成人式。
と言うことでさ昨日乗車した新幹線で本書を読みました。
目から鱗ですね。
非常に論理的であり、説得力のある心得だと思いました。
風邪などでは医者には行かず、ましてや健康診断で要治療な数値が出ても
医者には頼らない方が良いということがよーく分かりました。
これからは原因不明の痛みが発症した場合のみ、しっかりと信頼のおける
医者に診てもらおうと思いますが、その医者を探すにはどうしたら良いものか(>_<)
良い医者を見つける47の心得も教えてほしかった...
本年20冊目は「林原家」 [読書]
帰省中に読み終えました。
面白いと言っては著者に失礼かもしれませんが、面白かったです。
失敗はビジネススクールで学ぶところですが、著者は実務で
失敗して、名門企業を倒産させてしまった事実が語られてます。
後半は著者の経営論が語られており、倒産した経営者の言葉ですが
経営論としても非常に興味のある内容でした。
読む価値ありです!
で、家族のもとに帰ってきました。
アメ横で蟹でも買って帰ろうかと思って、御徒町から上野まで
散策しましたが、人、人、人...
ゆっくり買い物をする事もできなかったため、新宿へ行って
小田急地下で蟹、マグロなどを仕入れました。
明日は、自宅の大掃除をして、蟹しゃぶ、マグロの刺身で
年越しですヽ(^o^)丿
今年は倉木麻衣のコンサートに行ったり、ゴルフを始めたり、
英語の勉強をしたりと、やりたい事をやり放題な一年でしたが
来年はもっと、もっと、もっと...本能に任せてやりたい事
をやりたいと思います。
では、良いお年を~