桜庭一樹「私の男」

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私の男 (文春文庫)

• 作者: 桜庭 一樹
• 出版社/メーカー: 文藝春秋
• 発売日: 2010/04/09
• メディア: 文庫

正直、この本は嫌いです。

ただ、嫌いであるけど直木賞受賞作だけあって、すごく
深い物を感じましたのでＵＰすることにしました。

この物語で語られる女の性、男の弱さ、母性本能、親子愛．．．
どれもこれも歪んでおります。

その歪みを主軸に、話が過去へ過去へと展開されており、
過去へ戻るごとに、気分が悪くなります。

私は二人の娘を育てている父親として、読むに堪えない
内容です。

そんな内容ではありますが、人間の極限の寂しさと
それを補う人間の繋がりを見事に表しており、そんな
圧倒的な物語性が直木賞に値したのでしょうが．．．

嫌いです。

ただ、

愛に飢えている方
愛を諦めた方
愛が分からない方

読んでみても良いかもせいれません

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